"ゆるしの記憶"(舞台作品)
ジャン・ラフ・オハーン氏の物語に触発されて創作した作品。
初演:2018年3月18日
場所:Art Space 呼応 東京
音楽:サムエル・カン、NST Studio
スーパーバイザー:芝崎健太
照明:新村高貴
制作:UTMOST Movement Lab
1930年代初頭、インドネシアがオランダ領であった頃、大東亜戦争により日本はインドネシアを占領。日本軍は現地にいるオランダ人女性だけを強制連行し軍の「慰安所」を設けた。連行され、慰安婦とされた被害女性の一人であるジャン・ラフ・オハーンの自伝書をモチーフに過去の出来事をゆるすという事について、「物事をゆるすこと」について考察した作品。自分に酷い事をした戦時中の日本軍、日本人を「ゆるします」と宣言できた彼女の心の葛藤に焦点を置き、ジャンのゆるしのきっかけとなった彼女のキリスト教信仰に着目し、ジャン自身の聖書朗読などを盛り込んだ作品です。
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